第10代エルギン伯爵・第14代キンカーディン伯爵エドワード・ジェイムズ・ブルース(英: Edward James Bruce, 10th Earl of Elgin, 14th Earl of Kincardine 、1881年6月8日 - 1968年11月27日)は、イギリス・スコットランドの貴族。

経歴

1881年6月8日、第9代エルギン伯爵ヴィクター・ブルースとその妻コンスタンス(初代サウスエスク伯爵ジェイムズ・カーネギーの娘)の間の長男として生まれる。

イートン校を経てオックスフォード大学ベリオール・カレッジへ進学。

1905年から1908年にかけて植民地大臣を務める父の秘書官を務めた。第一次世界大戦に従軍し、2度殊勲者公式報告書に名前が載る活躍をした。

1917年1月18日の父の死去で爵位を継承し、貴族院議員に列する。

1921年から1924年までフリーメイソンのスコットランド・グランドロッジ・グランドマスターを務めた。1935年から1965年までファイフ知事を務めた。

1968年11月27日に死去した。爵位は長男のアンドルーが継承した。

栄典

爵位

1917年1月18日の父ヴィクター・ブルースの死去により以下の爵位を継承した。

  • 第10代エルギン伯爵 (10th Earl of Elgin)
    (1633年6月21日の勅許状によるスコットランド貴族爵位)
  • 第14代キンカーディン伯爵 (14th Earl of Kincardine)
    (1647年12月26日の勅許状によるスコットランド貴族爵位)
  • キンロスの第10代ブルース卿 (10th Lord Bruce of Kinloss)
    (1633年6月21日の勅許状によるスコットランド貴族爵位)
  • トーリーの第14代ブルース卿 (14th Lord Bruce of Torry)
    (1647年12月26日の勅許状によるスコットランド貴族爵位)
  • エルギンの第3代エルギン男爵 (3rd Baron Elgin, of Elgin)
    (1849年11月13日の勅許状による連合王国貴族爵位)

勲章

  • 1919年、聖マイケル・聖ジョージ勲章コンパニオン(CMG)
  • 1933年、シッスル勲章ナイト(KT)
  • 国防義勇軍勲章(TD)

家族

1921年にキャサリン・コクラン(初代カルツのコクラン男爵トマス・コクランの娘)と結婚し、彼女との間に以下の6子を儲けた。

  • 第1子(長女)マーサ・ヴェロニカ・ブルース(1921年 - )
  • 第2子(次女)ジェーン・キャサリン・ブルース(1923年 - )
  • 第3子(長男)アンドルー・ダグラス・アレグザンダー・トマス・ブルース(1924年 - ) - 第11代エルギン伯爵位を継承。
  • 第4子(次男)ジェイムズ・マイケル・エドワード・ブルース(1927年 - 2013年)
  • 第5子(三女)アリソン・マーガレット・ブルース(1931年 - )
  • 第6子(三男)エドワード・デイヴィッド・ブルース(1936年 - )

出典

外部リンク

  • Hansard 1803–2005: contributions in Parliament by the Earl of Elgin(英語)

「日英友好150年の礎を築く 第8代エルギン伯爵と絵画工芸展」:神奈川県立歴史博物館

LORD ELGIN

『1857年から59年にかけてのエルギン伯爵の中国・日本使節録』 青羽古書店 AOBANE Antiquarian

『1857年から59年にかけてのエルギン伯爵の中国・日本使節録』 青羽古書店 AOBANE Antiquarian

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