マテイ・カジースキ(ブルガリア語: Матей Казийски、1984年9月23日 - )は、ブルガリアの男子バレーボール選手。ポジションはアウトサイドヒッター。元ブルガリア代表。
来歴
ソフィア出身。
両親共に元ブルガリア代表のバレーボール選手で、父親は1988年ソウルオリンピック代表。両親共にナショナルチームの選手ということもあり、本人もバレーを正式に始めたのはいつだか覚えていないという。
15歳でブルガリアのクラブチームで正式にプレーするようになると、早くもジュニアの代表入り。17歳でシニア代表になると、セッターとして2002年世界選手権代表に選出される。しかし、直前になってコーチとの考え方の違いにより代表を辞退した。
オポジット、センター、レフトといろいろなポジションを経験してきているが、身長202cmの大型アウトサイドヒッターとしての才能が開花した2004年ワールドリーグでベストサーバー賞を受賞。2006年ワールドリーグでベストスパイカー賞を受賞した。
2006年世界選手権では27点(1セットあたり0.63本)のサーブポイントを決め、ベストサーバーとなった。また、スパイク139点、ブロック13点など179点をあげスコア総合5位の活躍し、この大会でブルガリアに世界選手権20年ぶりの銅メダルへと導いた。
2007年ワールドカップにおいても銅メダル獲得に貢献し、翌2008年北京オリンピックに出場した。
2009年世界クラブ選手権ではトレンティーノ・バレーの初優勝に貢献し、MVPとベストスパイカー賞を獲得した。
2015年8月5日、日本のVプレミアリーグ・ジェイテクトSTINGSはマテイの入団を発表した。
2020年6月9日、ジェイテクトはマテイの退団を発表。2020-2021年シーズンはイタリアセリエAのヴェローナ・バレーでプレーしている。
球歴
ナショナルチーム代表歴
- オリンピック - 2008年(5位)
- 世界選手権 - 2006年(銅メダル)、2010年 (7位)
- ワールドカップ - 2007年(銅メダル)
- ワールドリーグ - 2004年(4位)、2006年(4位)
クラブチーム優勝歴
- セリエA1- 2008年
- ロシアリーグ - 2006年
所属クラブ
- スラヴィア・ソフィア (2000-2002年)
- Lukoil Neftochimic Bourgas (2002-2004年)
- スラヴィア・ソフィア (2004-2005年)
- ディナモ・モスクワ (2005-2007年)
- トレンティーノ・バレー (2007-2013年)
- ハルクバンク・アンカラ (2013-2014年)
- アル・ラーヤンSC (2014年)
- トレンティーノ・バレー (2014-2015年)
- ジェイテクトSTINGS (2015-2016年)
- トレンティーノ・バレー (2016年)
- ジェイテクトSTINGS (2016-2018年)
- Stocznia Szczecin (2018年)
- ヴェローナ・バレー (2018-2019年)
- ジェイテクトSTINGS (2019-2020年)
- ヴェローナ・バレー (2020年)
- ヴェローナ・バレー (2020-2021年)
- トレンティーノ・バレー (2021-2023年)
- パワーバレー・ミラノ (2023年-)
脚注
外部リンク
- FIVB公式サイト 選手プロフィール
- セリエA公式サイト 選手プロフィール




