ウェザーニュースとは、株式会社ウェザーニューズが携帯電話のスマートフォンやタブレット情報端末向けに作成・配信している天気予報アプリケーションの事である。2019年5月29日以前はウェザーニュース タッチのアプリ名称で提供していた。
概要
- 2009年1月27日にソフトバンクモバイル・Apple系スマートフォンであるiPhone版の同アプリからサービスを開始。その後、ウィルコムやAndroid系のスマートフォンにもサービスを拡大した。
- 開始当初は「天気予報Ch.」・「雨雲レーダーCh.」・「衛星Ch.」の3つのチャンネルのみだったが、現在は「ライブカメラCh.」や「ウェザーリポートCh.」・「SOLiVE24Ch.」などの様々なチャンネルが随時追加され、2011年4月1日現在、最大20のチャンネルで構成されている。
- Android系ウェザーニュースタッチは当初、固有機種での対応だったが、後にAndroidバージョンによる対応に切り替わった(現在はOSバージョン2.1以降対象)。ただ、2012年10月現在、ドコモ タブレットの一部機種などは非対応となっている。
- 2011年3月18日に公開されたiPhone版Ver1.10.0のアップデートによりアプリ容量が20MB以上となり、3G回線によるアップデートができなくなっていたが、同年10月11日に公開されたiPhone版Ver1.12.1でアプリ容量の改善が行われ、3G回線でもダウンロード・アップデートが可能になった。
沿革
- 2009年(平成21年)
- 1月27日 - iPhone用天気予報アプリ「ウェザーニュース タッチ」のサービスを開始。
- 2010年(平成22年)
- 1月29日 - HYBRID W-ZERO3(ウィルコム)用天気予報アプリ「ウェザーニュース タッチ」のサービスを開始。
- 4月1日 - NTTドコモのAndroidスマートフォンであるXperia(SO-01B)の発売に合わせ、Android用天気予報アプリ「ウェザーニュース タッチ」のサービスを開始(縦表示のみ対応)。
- 8月 - 累計で140万ダウンロードを突破。
- 10月 - 累計で170万ダウンロードを突破。
- 10月29日 - 当日に実施した、「ウェザーニュース タッチ」のバージョンアップに伴い、新たにDesire(ソフトバンクモバイル)、GALAXY S(NTTドコモ)、IS01(au)向けへの正式サービスを開始。
- 10月29日 - iPhone向けに地震・台風・雨雲のプッシュ通知サービスを開始。
- 11月25日 - 同日発売の光iフレーム(NTT東日本)向けにウェザーニューズの天気情報アプリを配信開始。
- 11月26日 - 同日発売のGALAXY Tab(NTTドコモ)向けへの正式サービスを開始。
- 2011年(平成23年)
- 4月15日 - Android向けに地震・雨雲のメッセージ機能サービスを開始。
- 4月26日 - Android版に『ウェザーリポートCh.』が搭載され、これまでiPhone版のみだった「ウェザーリポート」がAndroidでも可能となる。
- 9月 - iPhone版・Android版累計で500万ダウンロードを突破。
- 2012年(平成24年)
- 3月1日 - KDDIが提供する「auスマートパス」アプリ群としてAndroid版KDDI用「ウェザーニュースタッチ for auスマートパス」を提供開始。専用ch.として「ソラテナch.」を追加。
- 7月28日 - iPhone版バージョン2.0.0リリース。別物と言えるほど内容が変化した。天気を簡便に見ることができる「だけの」アプリから、SNS機能を拡張した。ユーザー同士の交流が図れるなどのメリットがある反面、ただ天気を見たいだけの利用者にもユーザー登録とログインが必須になるなど、簡便性は非常に低下した。このバージョンアップへの賛否は個々の使い方によるであろうが、2012/8/31現在でこのバージョンへのiTunesストア評価全8452件中およそ9割に当たる7675件が最低の★1つをつけ、大半のユーザーがこの変化に「否」の回答を与えている。
- 11月21日 ‐ Android版でこれまでアラームをメールで通知していたがiPhone版同様通知バーなどによるプッシュ通知が可能となった。設定は自分で設定できプッシュ通知に設定後はメールでは通知されなくなる。但し「あの頃~」経由のメール設定やOSバージョンなどによっては引き続きメールで届く。
- 12月 - iPhone版・Android版累計で800万ダウンロードを突破。
- 2019年(令和元年)
- 5月30日 - アプリ名称が「ウェザーニュース タッチ」から「ウェザーニュース」に変更された。
- 2021年 (令和3年)
- 12月29日 -「初日の出ch」内のお正月ソラレターを2023年向け以降の受付を終了する。
- 2022年(令和4年)
- 9月28日 - 本アプリに追加する形で法人向けサービスを開始。
- 2024年(令和6年)
- 3月26日 - Apple Watch向けのサービスを開始。
搭載チャンネル
※2012年11月現在。iPhone版、Android版ほぼ共通。機種によって、利用できないチャンネルが存在するので注意。
※☆:一部有料会員メニュー、★:SmartMessage通知サービス及びスマートアラーム通知サービス対象、●:『あの頃のウェザーニュース』内メールサービス対象
- 『SmartMessage設定』☆
『スマートアラーム設定』(iPhone版、Android版プッシュ通知、Android版は一部メール通知)。OSバージョンやiPod touchなど一部非対応のためSmartMessageのみ)☆ - 『あの頃のウェザーニュース』(2011年11月18日に開設されたスマートフォン版ウェザーニュースサイトと同じ)
- 『天気予報Ch.』
- 『10分天気予報ch.』
- 『雨雲レーダーCh.』★●(2020年4月からAmazon Web Services(AWS)のシステムを採用している)
- 『衛星Ch.』
- 『ライブカメラCh.』
- 『天気図Ch.』
- 『台風Ch.』☆★●
- 『SOLiVE24Ch.』
- 『ウェザーリポートCh.』☆
- 『地震Ch.』☆★●(iPhone版、Android版緊急地震速報通知対応、Android版は一部端末未対応で地震chにて速報の確認可能)
- 『津波Ch.』★●
- 『警報・注意報Ch.』★●
- 『雷Ch.』★●
- 『ソラウタCh.』
- 『減災Ch.』
- 『星空ch.』
- 『紅葉Ch.』(期間限定)☆
- 『さくらCh.』(期間限定)☆
- 『花粉Ch.』(期間限定)☆
- 『花火天気ch.』(期間限定)☆
- 『ゲリラ雷雨Ch.』(期間限定)☆★
- 『スキー&スノボーch.』(期間限定)☆
- 『ソラテナch.』(KDDI向けAndroid版アプリauスマートパス会員のみ)
海外展開
- ウェザーニューズによる、同様のサービスは海外でも行われており、韓国では、2010年6月25日にサムスン電子の新型スマートフォンである「GALAXY S」の発売に合わせ、当アプリの韓国版である、天気予報アプリ「ウェザーニュース」のサービスを開始している。
備考
- 2010年8月4日に発売された、『日経トレンディ9月号』(日経BP)ではiPhoneやAndroid上で公開されている、主要天気予報アプリ計14本をダウンロードし、約2週間の予報的中率を検証した結果、当アプリが8割の的中率を記録し、トップだったと発表した。
- 本アプリケーション利用者を更に広げる目的で2020年からはテレビCMを制作した上で地上波民放テレビ各局にて放映している。同年6月からは自社制作番組「ウェザーニュースLiVE」のキャスターである白井ゆかり、2021年6月からは声優の花江夏樹、2022年6月からは声優の神谷浩史と梶裕貴、2023年6月からは俳優の広瀬すず、2024年6月からはお笑いタレントの川島明(麒麟)をそれぞれ起用している。
脚注・出典
関連項目
- ウェザーニューズ
- SOLiVE24
外部リンク
- ウェザーニュースタッチ
- ウェザーニューズ(気象情報)
- ウェザーニューズ(企業情報)
- ウェザーニュース - App Store
- ウェザーニュース - Google Play




