以久科駅(いくしなえき)は、かつて北海道斜里郡斜里町字以久科南に存在した、日本国有鉄道(国鉄)根北線の鉄道駅(廃駅)である。事務管理コードは▲111801。

歴史

年表

  • 1957年(昭和32年)11月10日:根北線の開業と同時に新設。一般駅。
  • 1958年(昭和33年)8月20日:無人駅化。貨物・荷物の取り扱いを廃止。
  • 1970年(昭和45年)12月1日:根北線の全線廃止に伴い、廃駅となる。

駅名の由来

所在地名より。猿間川上流の支流名に由来し、河川名としては「幾品」の字があてられている。

アイヌ語の「エクナペッ(e-kusna-pet)」(そこ・を突き抜けている・川、あるいは、そこ・を横ぎっている・川)、あるいは「イクナペッ(i-kus-na-pet)」(そこ・の向こう側・の方の・川)に由来するとされる。

駅跡

廃駅後、かつての駅舎と官舎が構内の跡地(農地)に長らく残っていたが、1998年(平成10年)に取り壊された。現在は、駅へ通じていた道が残っているのみ。

隣の駅

日本国有鉄道
根北線
斜里駅 - 以久科駅 - <西二線仮乗降場> - 下越川駅

脚注

注釈

出典

参考文献

  • 北海道旅客鉄道釧路支社『JR釧路支社 鉄道百年の歩み』(2001年)

関連項目

  • 赤字83線

【廃止・転換路線】江差線・久根別駅-さいきの駅舎訪問

廃線研究所 国鉄根北線 現地調査1

斜里 越川(12.8km)

【人柱】越川橋梁を見に、国鉄根北線の廃線跡をめぐるサイクリング 北と南の観光ガイド

根北線廃線跡調査2